M-1グランプリ2017の激闘!とろサーモン奇跡の優勝と波乱の全真相
2017年12月3日、漫才師たちの夢舞台である『M-1グランプリ2017』の決勝戦が開催されました。第13代王者の座をめぐり、過去最多となる4,094組のエントリーの中から勝ち上がった精鋭たちが激突。その頂点に立ったのは、結成15年目のラストイヤーで念願の初決勝進出を果たした「とろサーモン」でした。
優勝候補の筆頭だった和牛との大激戦、上沼恵美子氏によるマヂカルラブリーへの痛烈なダメ出し、そしてジャルジャルが放った前代未聞のネタなど、お笑い史に残るハイライトが凝縮された今大会。2026年の現在から振り返っても、その後のバラエティ界のパワーバランスを決定づけた伝説の回として語り継がれています。大波乱の舞台裏と審査の全貌を克明に振り返ります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:とろサーモンが結成15年のラストイヤーで劇的な逆転劇を演じ、悲願のM-1初優勝を達成。
- 要点2:最終決戦の投票内訳は4対3。和牛との歴史的デッドヒートが審査員の好みを二分させた。
- 要点3:マヂカルラブリーの酷評劇や実力派たちの躍進など、2026年現在の芸能界を牽引するスターが多数誕生。
【最終決戦の波乱】とろサーモンがラストイヤー優勝を掴んだ舞台裏と勝因
大会屈指のドラマを生んだのは、間違いなくとろサーモンでした。不遇の時代を長く過ごし、これが最初で最後の決勝舞台となったふたり。ファーストラウンドでは3位に滑り込み、ぎりぎりで最終決戦への切符を掴み取りました。
最終決戦で披露した「石焼き芋の移動販売」を題材にした漫才は、久保田かずのぶの毒気と狂気に満ちたボケに対し、村田秀亮が卓越した技術と通る美声でツッコミを重ねる完成された世界観を展開。王道しゃべくり漫才の極致を見せた和牛に対し、とろサーモンは劇場で叩き上げられてきた独自の「アクの強さ」を爆発させ、会場の空気を完全に掌握しました。哀愁と執念が笑いへと昇華された瞬間であり、ラストイヤーにして掴んだ奇跡の栄冠となりました。
【審査員得点と順位結果】ファーストラウンドから最終決戦の投票内訳を徹底解剖
2017年大会は、審査員得点の分布からもハイレベルな攻防が浮き彫りになりました。M-1グランプリ2017の順位結果およびファーストラウンドの得点は以下の通りです。
【ファーストラウンド得点結果】
・1位:和牛(653点)
・2位:ミキ(650点)
・3位:とろサーモン(645点)
・4位:かまいたち(640点)
・4位:スーパーマラドーナ(640点 ※敗者復活)
・6位:ジャルジャル(636点)
・7位:さや香(628点)
・8位:ゆにばーす(626点)
・9位:カミナリ(618点)
・10位:マヂカルラブリー(607点)
トップバッターのゆにばーすが高得点を叩き出して基準を押し上げ、新導入の「笑神籤(えみくじ)」システムにより出番順が直前まで読めない過酷な状況下で、和牛の審査員得点はファーストラウンドトップの653点を記録しました。
そして運命の最終決戦における審査員の投票内訳は以下の通りです。
・とろサーモン(4票):オール巨人、渡辺正行、中川家・礼二、博多大吉
・和牛(3票):松本人志、春風亭小朝、上沼恵美子
・ミキ(0票)
わずか1票差という僅差判定が、いかに熾烈な頂上決戦であったかを物語っています。
【伝説のドラマ】マヂカルラブリーへの上沼恵美子酷評とジャルジャル「ピンポンパン」の衝撃
今大会を語るうえで外せないのが、審査員席と舞台上で繰り広げられた強烈な人間ドラマです。
ファーストラウンド最下位に沈んだマヂカルラブリーに対し、審査員の上沼恵美子氏は「本気でやってるんですか」「好感度上げようと思ったら審査員も良いこと言えばいいけど、よう決勝に残ったなと思って」と痛烈なダメ出しを浴びせました。この上沼恵美子氏による酷評を受け止めたマヂカルラブリーは、のちにスタイルを研ぎ澄ませて『M-1グランプリ2020』で優勝を果たすという壮大な伏線へとつながっていきます。
また、ジャルジャルが披露した「ピンポンパンポン」のゲームネタは、会場と茶の間に凄まじい衝撃を与えました。緻密に計算された言語遊戯とリズムで客席を爆笑の渦に巻き込み、審査員の評価も高得点と低評価に二分。賞レースの枠組を拡張する実験的なネタとして、今なお漫才論争の題材に挙げられます。
【松本人志の審査コメント】和牛とミキを巡る審査員の評価の分かれ目
最終決戦で和牛に投じた松本人志氏の審査コメントは、漫才の技術と構築美を高く評価するものでした。和牛の「旅館の女将と宿泊客」をテーマにしたネタは、伏線の回収や人物描写の細やかさにおいて群を抜いており、松本氏はその職人芸的な完成度を支持しました。
一方、ファーストラウンド2位で最終決戦に進出した兄弟コンビのミキの決勝ネタ評価も極めて高いものでした。テンポの良い正統派しゃべくり漫才と兄弟ならではの息の合った掛け合いで爆発的なウケを獲得。最終決戦での票こそ獲得できなかったものの、若手とは思えない圧倒的な舞台度胸を示し、全国的な知名度を急上昇させるきっかけとなりました。
【敗者復活から躍進】スーパーマラドーナとかまいたちが見せた確かな実力
極寒の大井競馬場で行われた敗者復活戦を勝ち抜いてきたのは、実力派のスーパーマラドーナでした。敗者復活枠として本選に突入すると、研ぎ澄まされたコント漫才で4位タイの640点を獲得。惜しくも最終決戦進出には届かなかったものの、勝負強さを遺憾なく見せつけました。
同じく640点を獲得したのが、同年秋の『キングオブコント2017』を制覇していたかまいたちです。巧みな設定と狂気混じりの会話劇で会場を沸かせ、コントと漫才の二刀流としての確固たる地力を全国に知らしめました。ここでの手応えが、後のラストイヤーとなる2019年大会の伝説的な準優勝へと直結していきました。
【2026年現在の活躍】M-1グランプリ2017出場コンビの今と見逃し配信動画の視聴方法
2017年大会の出場者を振り返ると、現在のお笑い界の中心を担う錚々たる顔ぶれが揃っていたことが分かります。
M-1グランプリ2017出場者の現在を見ると、優勝したとろサーモンはそれぞれピンやコンビで独自のポジションを築き、かまいたちやマヂカルラブリーはテレビ・ラジオ・配信で冠番組を多数持つトップランナーへと成長。さや香やゆにばーすもその後の大会で決勝常連となり、大きな飛躍を遂げました。
この伝説的な激闘をもう一度振り返りたい場合、M-1 2017の見逃し配信動画はLeminoやU-NEXT、Amazonプライム・ビデオなどの主要動画配信サービスで過去大会アーカイブとして視聴可能です。また、公式DVD『M-1グランプリ2017 人生大逆転!~崖っぷちのラストイヤー~』では、舞台裏の密着映像や敗者復活戦の全容も収録されています。
【M-1グランプリ2017】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:最終決戦の審査員投票で松本人志さんは誰に入れましたか?
A1:松本人志さんは最終決戦で「和牛」に投票しました。松本氏のほか、春風亭小朝氏、上沼恵美子氏の計3名が和牛に投票しています。
Q2:マヂカルラブリーへの酷評の後、どうなりましたか?
A2:上沼恵美子氏からの厳しい指摘を受けたマヂカルラブリーは、その後さらにネタを磨き上げ、3年後の『M-1グランプリ2020』で第16代王者として雪辱を果たしました。
Q3:M-1グランプリ2017の公式動画を無料または配信で観る方法はありますか?
A3:現在、Leminoなどの配信プラットフォームの無料トライアルや見放題プランを利用することで、過去の決勝戦および敗者復活戦のアーカイブ動画を快適に視聴できます。
まとめ:M-1グランプリ2017がお笑い史に刻んだ不滅の価値
第13回大会となったM-1グランプリ2017は、酸いも甘いも噛み分けたベテランの意地と、台頭する新世代の熱量が真っ向からぶつかり合った歴史的一戦でした。ラストイヤーのとろサーモンが起こした奇跡の逆転劇は、夢を追い続けるすべての芸人に勇気を与え続けています。
個性のぶつかり合い、審査員の葛藤、そして舞台袖の人間模様。今見返しても色あせない緊迫感と純粋な笑いの数々は、日本のお笑い文化の真髄を証明する貴重なアーカイブとして、これからも多くのファンを魅了していくはずです。 (出典: m1 グランプリ 2017(Yahoo!ニュース))